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『転がる石の上機嫌』

転がって、転がって、小さな善きものがあなたに届けられますように。

食べる、という行為について

「食べる」ということに対して、
このところ以前より強く
意識をするようになりました。


今よりもう少し若かったころ、
学生時代や社会人になりたての時などは、
とくに何も考えず
好きなものを好きな時に
好きなだけ食べていました。


気にしていたことといったら
体重や体型のことぐらいで、
それがかえってストレスになって
余計に悪循環を生み出して
いた気がします。


そして、寂しい時や過度な
ストレスを感じた時などにも、
お腹は空いていないのに
詰め込むように物を食べて
しまうことがありました。


チョコレート1箱、
ロールケーキ1本、
あるいはお膳によそったご飯に
たっぷりの醤油マーガリン。
身体によくなさそうな質と量の
食事を、まるで何かの欠落を
埋めるように食べていました。
美味しさなんてほとんど感じず、
今思っても、あれはほんとうに
とても悲しい行為でした。


「食べたものが、体をつくる。
 食べたものが、心をつくる」

こんな言葉に出会ったのは、
ヨガを始めるようになった頃でした。
医食同源”という言葉を意識し始める
ようになったのも同じ頃。


そして、どうせ同じ食事を
摂るのなら、体にも心にも
良いものを選びたい、
そんなふうに考えるように
なりました。


ヨガをする人で、とくにそれを
人に教えたり指導する立場の
人たちは、肉や魚を食べない
もしくは控え目に摂取して
野菜を多く摂る、いわゆる
ヴィーガン”と呼ばれる人が
非常に多いです。
添加物や加工食品の類も
なるべく摂らないようにしています。


それは、ヨガでいう
“八支則”の中の
「アヒンサー(非暴力)」や
「アパリグラハ(不貪)」に
反するからでもあるし、
また身体の健康と純粋性を
保つためにはなるべく
自然で新鮮なものが
良いとされているからです。


これをサットバ(純質)といって、
サットバなものには
野菜・果物・豆類・乳製品・
精白されていないパンや
お米などなどが挙げられています。


ちなみにチョコレート・コーヒー・
紅茶・魚・卵はラジャス(激質)
といって、からだのみを養い
こころを波立たせるもの、
肉・アルコール・玉ねぎ・
ニンニク(匂いの強い野菜?)などは
タマス(鈍質)といって、
体も心も鈍らせてあまり良い
効果のない食べ物とされています。


ところで、こんなことを
つらつらと書いている私は
実際どうなのかというと、
ヨガ的な食事、ほとんど
まったく出来ていません。


肉も魚も卵も食べるし、
チョコレートを始めとした
スイーツ全般も大好きです。
アルコールも摂取します。
家族との兼ね合いもあるし、
なかなかある日突然
ヴィーガンな人に変貌
するのは難しいです。


ただ、意識するのと
しないのとでは大きく
違うようになりました。
食べ物を口に入れる前に、
これが自分のからだにとって
良質なものかどうか。
必要なものかどうか。
そんなことを考えるように
なってから、動けなくなるほど
食べ過ぎてしまうことは
ほとんどなくなりました。
万が一食べ過ぎることが
あったとしても、運動とか
節食でその後に調整する
ようになりました。


そして肉や魚や卵など、
とくに命を強く意識する
食べ物を前にした時は
その命に対して少し思いを
めぐらせるようになりました。
失われてしまったもの、
これから続いていくかも
しれなかったもの達について。
そうすると、自然に食べる量が
減ってきたような気がします。


あるいはもしかしたら、
重ねてきた年齢が関係して
いるだけなのかもしれませんが。
それでもともかく、
今の自分にとってこの食事の
質と量は本当に必要なものかどうか、
そんなことをちらり頭に
よぎらせるだけで、
食生活はだいぶ改善
されていったように感じます。


食事が変わると
体は確実に変わります。
言うまでもなく。
それは当たり前の
ことでもあるのですが。


そして
「体が変わると運も良くなる」
らしいです。
いつかのレッスンの、
いつかの先生の受け売り。


まずは体に良いもの、
自分が欲しているものを
バランスよく。
そして摂りすぎないように。
そんなところから、
始めていけたら良いと思います。


https://www.instagram.com/p/-PvHqIDTE_/
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【追記】
サットバ(純質)・
ラジャス(激質)・
タマス(鈍質)は
食だけではないですね。
人でも、物でも、何にでも。
それはすべてに当てはまり、
世界はそれで回っている。
そんなふうに感じています。