『転がる石の上機嫌』

転がって、転がって、小さな善きものがあなたに届けられますように。

イベント告知

6月24日(土)25日(日)に 群馬県高崎市にあるSNARKで 開催される第8回ZINPHONY (ジンフォニー)にzineを出品予定です。イベント詳細 ↓ ↓ ZINPHONY 私は今回で3回目の参加になります。 出品予定のzineの内容は 前回に引き続き…

声の記憶

「親しい人が亡くなってまず 何が悲しいかって、その人の声が 聞けなくなることなんだよね」。 ある晴れた日の午後。 以前の職場で仲良くさせて もらっていた先輩と久しぶりに会い、 カフェに向かって一緒に 歩いていた時のことです。 数カ月前に自身のお姉…

人生万歳! 【映画】

少し前にDVDでウディ・アレンの 『人生万歳!』という映画を観ました。 人生讃歌を思わせる前向きな タイトルなのですが、 ラリー・デビッド演じる 初老の主人公ボリスは とにかくシニカルで悲観的で ネガティブです。 なんでも否定から入って 周りをも暗く…

新しいヨガ活動、始めます。

お知らせです。 まだまだ未熟者ではありますが 今持っている自分のヨガ知識を ご縁ある方に伝えるため、そして 自分自身の学びを深めるためにも 2017年4月8日より、 初心者向け・少人数制の 出張ヨガサービスの活動を 始めることにいたしました。 4月8日はお…

たったそれだけのこと

ヨガレッスンを終えた 雨の日曜日の午後。 小さな白いケーキ屋のカフェで、 先生や仲間たちと一緒にほうれん草と きのこのキッシュを食べながら、 とりとめもなく色々な話をしていました。通っている歯科医のこと、 生理のこと、小学生たちばかりが 通うプー…

ままならないこと

ある無名兵士の詩 A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED 「悩める人々への銘」 I asked God for strength, that I might achieve I was made weak, that I might learn humbly to obey... 「大きなことを成し遂げるために 強さを与えてほしいと神に求めたの…

「好き」で心を満たすということ

先日、高崎市のREBEL BOOKS で開かれた甲斐みのりさんの トークイベントに参加しました。 甲斐みのりさんは文筆家。 パンやお菓子や町歩きや旅など、 ご自身が「好き」だと思うモノや コトを紹介した本を多数出版 されていたり、雑貨ブランド Loule(ロル)…

この世界の片隅に

またまた続いてしまいますが、 今回も映画について。 先日、こうの史代さんの 同名コミックが原作の 『この世界の片隅に』を観てきました。 公開は昨年の11月からですが、 じわじわと評判が評判を呼び、 今年の2月に入ってもまだ 上映が続いています。 「…

冬に映画を観まくるしあわせ

映画を観るのにふさわしい季節-。そんなことを考えたことは 今まで一度もなかったけれど、 もし春・夏・秋・冬のどれが一番 映画に合うか。 それを考えると答えはやっぱり 「冬」なのかな、という気がします。 なんといっても、外は寒い。 映画なら、屋内で…

映画zine、作ります。

1/28(土)、29(日)。高崎市で開催されるzineのイベント zinphony(ジンフォニー)に 出品をさせていただきます。半年に1回ペースで 開催されてきたZINPHONY 今回は7回目になるのだとか。私は昨年6月に初めて参加。 今回2度目の出品となります。 ※…

新年の願い

新しい年を迎え、 気づけば1週間ほどが過ぎました。「明けまして、おめでとうございます」という挨拶もすでに心に そぐわないほど正月気分も抜け、 通常運行になりつつある日々です。月は相変わらず欠けて満ちてを 繰り返し、晴れた日の青空には 太陽があり…

Smoke【映画】

クリスマス、 楽しく過ごされましたか?クリスマスと日曜日は 似ているな、という気がします。 日曜日の夕方がすでに 日曜日でないのと同じように、 クリスマスもまた 時間の移ろいとともに ワクワク感や華やぎは 徐々に消えていってしまう。 今年は12月2…

ちゃぽん、と余韻が残るライブ

先週の土曜日。キャリーケースをがらごろと 転がしながら、海の近いカフェまで Melancolia Storytellingさん http://mitchell-orange1002.hatenablog.com/entry/2016/11/09/Melancolia_Storytellingさんの音楽 の音楽を聴きに行きました。 小さなカフェの店…

ヨガTTを終えて

2016年12月11日、日曜日。 約1年かけて学んだ 全米ヨガアライアンス200時間 資格取得コース、無事に修了する ことができました。 主な内容は下記の通り。 ・ヨガアサナ 基本70ポーズ ・瞑想法、呼吸法 ・ヨガの歴史 ・ヨガ哲学 ・解剖学(体の…

Melancolia Storytellingさんの音楽

11月です。 気づけば立冬も過ぎていて、 街中では暖かい服装をした人を 多く見かけるようになりました。夏に引き続きこの秋も、 note(https://note.mu/melancolia)や twitter(https://twitter.com/ayucafe?lang=ja)で フォローさせていただいている Mela…

初めてのマイクラス

なんやかんや考えたり、 笑ったり、泣いたり、 誰かや何かと出会ったり。 ドタバタと過ごしているうちに 10月も終わりに近づこうと しています。 目まぐるしくもあり、時に 停滞しているようにも感じたり。 それでも日々や時間は、誰の元にも 等しく同じ早さ…

小さな最善

秋の長雨が続いています。 そして、歩いていると いつのまにか金木犀が ふっと香るようになりました。なんとなく脱力して、 部屋で猫を抱いたり、 好きな音楽をかけながら まどろみたくなる午後です。 でも、平日の昼日中、 そんなことができる人は 世の中に…

『流しのしたの骨』 そして読書についてのこと

流しのしたの骨、というタイトルの 江國香織さんの小説を、 このところまた本棚から 引っぱり出して読み返している ところです。 表紙はくたびれて、 中のページもすっかり茶色く 変色しているけれど、 そこもまた愛おしく、 ふっと思い出しては手を伸ばし、…

弱さを出す強さについて

人はなぜか 自分の弱いところや ダメな部分を 隠したがるクセがあります。逆に誰かにつつかれるのが怖くて、 そうなる前に ものすごく露悪的に なってしまったり。嫌われたくない、 みっともないところを 見せたくない。 つい、そんな意識が 働いてしまいま…

めがね 【映画】

青空を横切って、 ある日、海辺の町に 飛行機がやって来ます。 毎年その季節になると、 その飛行機を心待ちに している人たちがいて、 小さなペンション 「ハマダ」を舞台に 物語は進んでゆきます。 主要登場人物たちは、 なぜか全員めがねです。 特別なこと…

zinphony,そして欽ちゃん名言のこと。

今回は少し内容を変えて、 私の先日の活動のご報告。 ちょっと前になりますが、 6月25日(土)26日(日)と 高崎で開催のzinphony (ジンフォニー)という イベントに参加させてもらいました。“zine”は magazine の zine。 出版社ではない、個人が出す イン…

モーメント

先日「モーメント」 について教わりました。 とある日曜日の午後、 ヨガの解剖学クラスでのことです。簡単に説明するとそれは “回転能力の大きさを表す量” のことで “定点からの位置ベクトルと、 着目する物理量とのベクトル積” で求められるものなのだそう…

カイロの紫のバラ【映画】 ~冴えないけれど、それなりに愛しい日々~

色々なことが重なってなんだかうまくいかないなぁという時があって、そんな時はこの『カイロの紫のバラ』のことをふっ、とよく思い出します。1930年代のアメリカ。 パッとしない人生の中で、映画だけが唯一の希望のように生きている女性、セシリアが主人公で…

心意気から伝わるもの

カーネリアンという石の アクセサリーと出会いました。5月の始めのころのことです。こっくりと深く落ち着いた オレンジ色となめらかな石肌は、 見ているとバタースカッチの ようにおいしそうで美しく、 首にかけるたび、つい うっとり眺めてしまいます。ちな…

レヴェナント -蘇りし者- 【映画】

人は、見(観)たり 聞(聴)いたりして 心に感じるものがあまりにも 大きすぎると言葉を失う ものなのだということを この映画を観ることで 久々に思い出しました。 圧倒的なまでに すさまじい「生」が、 そこにはありました。 生きることの壮絶と激しさ。 …

食べる、という行為について

「食べる」ということに対して、 このところ以前より強く 意識をするようになりました。 今よりもう少し若かったころ、 学生時代や社会人になりたての時などは、 とくに何も考えず 好きなものを好きな時に 好きなだけ食べていました。 気にしていたこととい…

祈り (詩)

不安で眠れぬ夜を 確かに過ごしたはずなのに 命が消えてしまうかもしれない恐怖を 確かに味わったはずなのに 数年という歳月で 記憶は残れど 感覚は薄れ幼きころに会った親戚が暮らし 会わなくなった友の故郷があり 縁(ゆかり)ない土地でもないはずのに なぜ…

選ぶ、ということについて

カード、というものが昔から好きです。トランプ、タロット、オラクルカード。 そこには1枚1枚 美しい絵が描かれていて、 それぞれに意味があります。そして、数ある中から1枚引くと、 必ずその時の自分の心にある何かに ぴたり、と符合するものが 出てく…

春熊 (創作)

あたたかな金曜日。ぼくは用意したティーポットを 持って、近所の湖まで 散歩に出かけた。湖畔には桜の木が 何本も植えられていて、 春になるとそれはもう、 うっとりしてしまうぐらい 美しいピンク色に染まるんだ。ティーポットには 温かい黒糖入りの ミル…

グラスと水

「いったい体と心は どちらが先なのだろう?」 というようなことを、 最近よく考えています。 たとえば 心身のバランスを崩して なんとなく不調な時。 たとえば 何かをしようと思っても あまり気力がなく ぼんやりとしてしまう時。 ちょっと体を動かすと 嘘…

奇跡を信じたい瞬間に

人は、皮や骨や血を取り除き 細胞レベルにまで分解していくと、 最後には音(震動)だけが残るのだそうです。 だから人間は自然に、本能的に、音楽を欲するのだと、 そんな話をいつか聞いたことがあります。 それが真実かそうじゃないかはともかくとして、 …

寒い冬の満月の日に

寒い日が、続きますね。 こちらでも数日前に雪がたくさん積りました。 雪は、良いですね。 しん、とした静けさ。 真っ白な風景。 すべてが帳消しになって、 世界がまた最初から始まっていくような そんな錯覚すら覚えます。 大人になるほど「朝の通勤」とか …

『運命の恋人』(本)

年が明けて、2016年になりました。 日々はあっという間に過ぎてゆきますね。 大事に大事に過ごしていこう、とますます強く思う最近です。 久しぶりに本のことでも…と思い 棚に視線を巡らせたところ、 ちょうど良い作品と目が合いました。 『おめでとう』…

ヨガについて、あれこれ

ヨガが、好きです。 ゆるく、細々と続けて、なんだかんだで もう10年近くが経とうとしています。 ゆったりと呼吸をし、気持ち良く体を弛緩させ、 自分の身体と心だけを静かに見つめる。 体のことだけに偏らず、 かといって精神世界一辺倒でもなく。 単なる…

ポケットの中の宇宙(詩)

あなたの手が わたしの手を取りそっと コートのポケットに引き入れるそこは 温かく 安全でとても心地の良い場所だ舗道には 無数の葉っぱ通り過ぎてく バスの音ほころんでしまう 唇に必死で 平静をよそおわせさくさくさく、と わたしたち朝7時の道を歩む あ…

たゆたう (詩)

あたたかくも つめたくもないゆるやかに流れる 水のなかでそれはしずかに たゆたっているほのかに光さす うすくやわらかな青に包まれてそれはこぽこぽ、と ときおり泡をたてながらゆっくりと 流れてゆく

数をこなす

「質の良い映画に出会うためには、 数をこなさないとなんですよね」。 ある朝。 テレビ番組を見ていたら、 ふとこんな言葉が耳に入ってきました。 個性派と最近注目されている、 ある若手俳優さんの言葉です。 彼はとても映画好きで、 どんなに仕事が立て込…

fishmansの音楽

人にはしばしば 「なんとなく気持ちや体に力が入らない」 ということが起こります。 それははっきり思い当る原因が あることもあれば、ないこともある。 短い期間で浮上できることもあれば、 長く潜伏期間に突入して 抜け出せないこともある。 それは嵐や台…

大事なものは、細部に宿る

“もし職場に郵便物が届いていたとして、 あなたがそれを開封する係だとしたら どんなふうに開けますか?” もう何年も前、無職で仕事を探していた時に 面接を受けた会社で、そんな質問を されたことがありました。丁寧に開けますか、それともあまり考えず び…

ベティ・ブルーと秋の空 【映画】

『ベティ・ブルー』という映画が好きです。1986年に公開された、フランス映画。 ベティという感受性の強い女の子と、 ゾルグという作家志望の男の人。 副題に確か「愛と激情の日々」とあって、 文字通り、二人の激しい愛を描いた物語です。相手のすべて…

旅というものについて

土地に強く惹かれて旅に出る、ということが 何年かに一度たまにあります。 とくに理由もなく、目的もなく、ふっと。伏線のようなものはいくつかあったものの、 今年の夏ごろから急にじわじわと 名古屋に行きたいと思い始め、 それで先日行ってきました。最初…

上質でいようとする心意気

マイナスとプラス。 同じ物事には両方の側面があって、 それを受け取る人の心のフィルターによって 現実や世界は大きく変わっていく-- そんなふうに意識するようになってから、 私の中に流れる時間は以前に比べて 幾分か風通しの良いものになってきたよう…

月と鳥(詩)

月に浮かぶ 鳥を見た。黒くて 美しい鳥だ。あの人も 見たろうか。青い闇と 白い月。あの鳥は 幾千もの時を越え瞬間にのみ おとずれる私たちの ただひとつの奇跡。 ・・・・・・・・・・・・・ 今夜は、中秋の名月ですね。 月には不思議とミステリアスで心惹…

同じ分量の夜と昼

「私は、たぶん、飛び付く速度が少しばかり早いのだ。 そして、抱きしめる力が、強いのだ」 (山田詠美 『A2Z(エイ・トゥ・ズィ』)A2Z (講談社文庫)作者: 山田詠美出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/11/14メディア: Kindle版この商品を含むブログ…

縁を度(ど)す。

「恩を受けたら受けたその人に返すのではなく、また別の違う誰かにその恩を渡してあげるようにしてください」。 そう教えてくれたのは、私にとって初めてのヨガの先生でした。 70歳をとうに過ぎていたけれど、凛とした、美しい佇まいを持つ素敵な女性です…